ティントレット

1518年に染物師(ティントーレ)の家に生まれた彼は、ティントレットと名付けられた。1545年にローマに移住してからは、ミケランジェロのダイナミックな人体描写に魅せられて自身の描く絵画に取り入れていった。

 

そして、極端な遠近法を用いるようになり、当時は落ち着いた構図の多かったヴェネツィア絵画にドラマティックな構図を持ち込んだ。「スザンナの水浴」では、強い遠近法と膝を曲げる彫刻的なポーズの裸婦を描いている。

 

カンヴァスに油彩で描くスタイルのティントレットは、創作ペースが速く、ヴェネツィアの教会などに多くの作品を提供した。

 

代表作:スザンナの水浴

 

 

旧約聖書にある、美貌の人妻に対してふたりの裁判官が関係を迫るエピソードを描いた作品。スザンナの姿は彫刻的な「ねじれ」を利用して描かれているのが特徴だ。また、遠近法を巧みに活用していることでも有名。